症状
業務データを入力するための画面がある業務アプリを作成しました。そして、このアプリのパネルに行を挿入してデータを入力し、データ書出ししました。しかし業務アプリを終了し再度開くと、データの一部しか保存されていません。
原因
コンテキサーの業務アプリでは、入力したデータを保存したり開いたりするために、パネルに対応する「入出力コンテキスト」が定義されています。パネルに項目を追加した時には、兄弟コンテキストである入出力コンテキストにも同じ項目を定義する必要があります。
対処方法
入出力コンテキストにもパネルと同じ項目を定義すると、その項目のデータも読み書きの対象となります。
1. パネルメニューから「兄弟コンテキスト」にある入出力コンテキストを開きます。

2. 入出力コンテキストで「項目追加」して、保存されていない項目と同名の項目(XX)を追加します。
3.「対応するエンティティにすでにXXという属性が定義されています。この属性を使用しますか?」と表示されたら[使用する]をクリックします。

3.入出力コンテキストに定義した項目のデータが保存されます。
詳細解説
業務データは、入出力コンテキストを通じて読み書きします。パネルに入力した内容を読み書きするためには、パネルに対応する入出力コンテキストを定義して、両者に同じエンティティ属性を共有する項目をそれぞれ定義しておきます。
「CSVファイルとして保存」などで保存すると、自動的にパネルに対応する入出力コンテキストが定義されています。パネルに後から項目を追加した時には、入出力コンテキストにはその項目に対応する項目が定義されていないため、入出力コンテキストにも項目を定義する必要があります。

