コンテキサーとは、CSVファイルやデータベース(ODBC)を組み合わせて業務アプリを作ることができるノーコード情報連携ツールです。
この記事では、コンテキサーを利用した業務カイゼンをご検討中の方に、まず「コンテキサー」とはどのようなソフトウェアであるのかをご紹介します。
Accessとの違い
コンテキサーは、Accessと比較されて理解されることがあります。
コンテキサーは、業務アプリであるctpファイルに、データそのものを保存せず、常にCSVファイルもしくはODBC接続のデータベース、クラウドデータベースへデータを蓄積します。Accessは、データそのものもaccdbファイルへ保存しますので、この点がコンテキサーと異なります。
コンテキサーが取り扱うCSVファイルやデータベースは、フィールドを業務アプリごとに自由に定義することができます。例えば、他の業務管理ソフトからエクスポートしたCSVファイルを加工せずに、そのままコンテキサーで読み込み・修正することも可能です。
Accessは、データを加工するにはSQLクエリを、業務アプリの画面処理には、VBAを利用するため、多少なりともプログラミングの知識が必要になります。一方、コンテキサーでは、SQLクエリやVBAマクロを作る必要なくロジックを組み立てられます。
コンテキサーでビジネスロジックを組み立てる
コンテキサーの業務アプリは、パネルとシートを組み合わせて画面を構築します。シートには複数のパネルを自由に配置することができます。パネルは、コンテキストとも呼ばれます。
パネルにはテーブル形式とフォーム形式の画面を作ることができます。業務に合わせて、必要な入力欄や画像をマウス操作で貼り付けることができます。
コンテキサーでは限定・転記・コマンドによってコンテキストとの連携方法を定義したり設定したりすることでデータを加工します。この定義は、マウス操作で定義することができ、プログラムレスで定義できます。
コマンドとアクション
コンテキサーは、プログラムレスで業務アプリを作ることができますが、マクロに相当する機能として、「コマンド」と呼ばれる仕組みが用意されています。コンテキサー上での操作を「アクション」として定義することができ、一連のアクションの組み合わせを「コマンド」として一括にまとめて実行できます。コマンドは、ボタンをクリックした時や、ユーザが画面上で特定の操作をした時に実行させることができます。

