コンテキサー4がCData ODBC Driver と連携できるようになりました

コンテキサー4がCData ODBC Driver に対応しました。CData ODBC Driverとの連携によりSalesforceやGoogle Spreadsheetなど240種類以上のSaaS・NoSQL等と接続できるようになります。

コンテキサーでは、すでにMySQL, SQL Serverなどの主要なデータベースやkintoneに対応しておりますが、バージョン4.0.127以降で新たに標準SQLに対応したODBCドライバを接続先に設定可能となりました。

CData社が提供するODBC ドライバを利用することで、国内外の主要なパッケージ製品や広く利用されているクラウドサービスと、コンテキサーとのデータ連携が可能となります。この連携を活用すれば、既存の基幹システムと連携した業務アプリを完全ノンプログラミングで作成できます。

CData ODBC Driver活用の利点

CData ODBC Driverとの連携により、認証設定など基本的な項目を設定するだけで、接続先のデータを活用できます。コンテキサーならODBC Driverを使うためにSQLやJavaScript、APIといったプログラミング知識を理解する必要はありません。データソースとなる各製品や業務データの構造を把握していれば、コンテキサー上でデータをすぐに取り扱うことができます。

コンテキサーなら短時間でデータ連携した業務アプリを作成でき、CData ODBC Driverを使えば既存システムとのやり取りするためのツールやアドインを開発する時間や費用も節約できます。

コンテキサー4でCData ODBC Driverを利用するには

コンテキサー4でODBC接続による入出力コンテキストを定義することで利用できます。

詳しい説明は、CData Software Blogにて紹介されています。

業務アプリ構築ツール コンテキサーでSalesforce と連携したアプリを作成する方法:CData ODBC Driver | CData Software Blog

多くのデータソースでは、データ読込みだけでなく、データ書出し(挿入,更新,削除)も可能です。なお、ODBC接続のご利用には、スタートアップ以上のコースを契約しODBC接続機能のオプションが必要となります。

  1. まずODBCデータソースを追加します。
  2. コンテキサー「データベース接続設定」画面でODBCデータソースを接続先に登録します。
  3. 「パネル追加」にて利用するテーブルに対応する入出力コンテキストの定義します。

コンテキサーでは「入出力コンテキスト」と呼ばれるコンテキストを通じて、他のデータソースのテーブルやオブジェクトにアクセスできます。ODBCデータソースを対象した入出力コンテキストでは、読み書き時に適切なSQLクエリが内部で自動生成されます。入出力コンテキストでのレコードの修正内容は、適切なSQLクエリに置き換えられ、ODBCドライバに伝えられます。

お問い合わせ先

CData ODBC ドライバの詳しい製品情報や試用版の申し込みは、CData社製品サイトをご覧ください。

CData Software Japan – ODBC Drivers

コンテキサー4や、CData ODBC Driverとの連携に関するお問い合わせは、こちらからお気軽にお問い合わせください。

コンテキサー4とIoT Data Shareとの連携でORiNを活用するデモシステムを開発しました

コンテキサー4と、株式会社デンソーウェーブが提供するIoT Data Shareとの連携することでORiNを活用する仕組みを構築しました。

コンテキサー4 Web API アドイン

新たにコンテキサー4用 Web API アドインを開発しました。このアドインは、コンテキサーでRESTfulのWebAPIを利用・提供する機能を提供するものです。WebAPIに対応するWebアプリケーションへコンテキサーからリクエストしてり、逆にコンテキサーがWebサーバとなりコンテキストにアクセスするWeb APIを公開することができます。

Web API アドインを通じてコンテキサーからIoT DSへリクエストしたり,IoT DSからコンテキサーへリクエストを送信したりできるようになります。WebAPIはJSON形式を用いて,両者が汎用的なデータ構造で通信が可能となります。

稼働監視システム デモンストレーション概要

Web API アドインを利用して、コンテキサーとIoT Data Shareを連携する仕組みを構築しました。IoT Data Shareは、ORiNに準拠しており、IoT Data Shareを通じてORiN準拠のIoTデバイスのセンサーデータを収集し,現場で利用するシステムをノンプログラミングで開発可能となります。

稼働監視デモシステムは、ORiNに対応するPLC, 製造ロボット,カメラの各装置をシステムに接続し、これらの装置の稼働をコンテキサーで作った稼働監視アプリから監視し、蓄積するものです。もし製造ラインで組付け不良や異常が発生した場合には、その生産を一時停止し,業務アプリ画面に通知します。

また、その際にカメラ映像が取得し、稼働監視アプリの画面に表示されます。稼働監視アプリを見た担当者は、状況を確認し、問題を取り除いた後、[復帰]ボタンをクリックすることでPLCに復帰データが送られ、製造が再開される流れとなります。

稼働監視デモシステムの各装置の構成や、コンテキサーとIoT Data Shareとの連携の流れは次の図のとおりです。

本システムを実際の製造現場で活用することで、小規模な製造現場でもORiNの活用機会が増えることが期待できます。

なお、本デモシステムは、2022年12月16日、第23回計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会にて、「コンテキサーとIoT Data Shareの連携による中小製造業向けORiN活用の提案」と題して発表しました。

コンテキサー4をリリースしました

大変長らくお待たせしました、コンテキサー4が正式リリースとなりました。

リボンUIをベースとした新しいデザインとなり、従来版よりも使いやすく分かりやすくなりました。

またライセンス体系も大きく変わり、AW-IDを無料登録することで、業務アプリの開発や利用が可能となりました。

また、サイトライセンスでは、業務アプリの配布やクラウドデータベース機能が強化され、より簡単にデータ共有環境を構築できるようになりました。

是非お試し下さい!