コンテキストが持つ各行は、コンテキストの項目に計算式が定義されている場合、コンテキストが表示または展開されたときに、そこに定義された計算式を毎回実行し、その値を求めます。この計算式は、業務アプリの開発者および管理者が設定できます。
計算式では、定数の他に、同一の行内にある他の項目にある値を指定できます。これにより行の項目を組み合わせて計算ロジックを定義できます。こうした計算式(数式)は、コンテキストの各項目の「式」または「省略値」で設定できます。
計算用数式エディタは「項目設定」リボンタブにおいて、[計算式]または[初期値]ボタンをクリックした場合に表示されます。
コンテキサーの計算式で利用できる演算子には「+」(足し算)、「-」(引き算)、「/」(割り算)、「*」(掛け算)が使用できます。
また、比較演算子として「=」、「<>」、「>」、「<」、「<=」、「>=」が使用できます。比較演算子の結果は真偽値(0または1)となります。
式には、コンテキストの項目名を指定することで、同じ行の他の項目の値を参照できます。
[《項目名》@《コンテキスト》]の形式で指定することで、他のコンテキストで選択している行の項目の値を参照できます。
同一行の他の項目の値参照: [《項目名》]
他コンテキストの選択行の項目の値参照: [《項目名》@《コンテキスト》]
計算式には、定数として数値と文字列を指定できます。
数値の定数の例:123 3.14
文字列の定数の例:"こんにちは" "HELLO"
組み込み関数として、次のものが利用可能です。