選択した親行に対する子行だけを読込む方法

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概要

親子連携されたパネルでは、連携読込を有効にすることで、親パネルで選択した行に対応する 子パネルの行だけを必要に応じてODBCから読み込めます。

例えば、伝票と明細の関係のような親子関係にあるコンテキストでは、連携読込によって業務アプリ起動時に親パネルの全行を読み込み、子コンテキストの行は、必要に応じて親行の選択時にその条件に合致する明細行だけを読み込めます。これによって子コンテキストの行の読み込み時間を短縮できます。

設定手順

(1) リボンの「定義」タブから「コンテキスト」を選択します。

リボンの「入出力設定」タブ

(2) 「コンテキスト」画面にて「入出力」を選択します。

(3) 子コンテキストに対応する入出力用コンテキスト(画面では「受注明細_tbl」コンテキスト)を選択して[限定]ボタンをクリックします。

(4) [新規]ボタンをクリックして、限定定義を1つ加えます。

(5) 「参照先」欄に親コンテキスト(画面では「受注伝票」コンテキスト)を選択します。
また「行選択時に限定する」をチェックします。

(6) 「条件」タブを選択して、親コンテキストと子コンテキストとで共通の項目(ここでは「受注伝票ID」項目)をそれぞれ選択します。

(7) [登録]ボタンをクリックして限定定義を登録します。

(8) 「コンテキスト」定義画面にて、子コンテキスト「受注明細_tbl」をダブルクリックして「受注明細_tbl」を開きます。

(9) 「入出力コンテキスト」リボンタブで「親コンテキストから連動読込み」をチェックします。

(10) 連携読込が有効になります。

業務アプリを開き直し、親コンテキストで行を選択すると、条件に合致する子コンテキストの行だけが、必要に応じて外部入出力先から読み込まれます。

対応する子コンテキストの行は、一度読み込まれると入出力コンテキストに蓄積され、親パネルで再度同じ行を選択した際には読込まれません。

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2024年9月4日 更新

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