大量のデータが蓄積されているテーブルでは、コンテキサーがテーブルのデータをすべて読み込むのに時間がかかる場合があります。このような場合は、入出力コンテキストに対して「フィルタ」を定義することで、データベースのテーブルから取得条件を指定して行を取得できるため、データの読み込み時間を短縮できます。
入出力先がODBCのテーブルの場合は、入出力コンテキストにフィルタを設定すると、SQL文のWHERE句が指定されて要求が発行されます。クラウドデータベースの場合も同様に、条件が絞り込まれて取得されます。
(1)入出力コンテキストを選択します。リボンの「表示」タブで[入出力コンテキスト]ボタンをクリックして、条件を指定する入出力用コンテキストを選択します。
※なお、テーブルの行が膨大でコンテキサー上での読み込みに時間が掛かる場合は、入出力コンテキストの「入出力定義」にて「自動読込」のチェックを解除してから入出力用コンテキストを開いて下さい。
(2) 条件を指定する項目を右クリックして「フィルタ」を選択し条件値を入力します。
また、フィルタバーを用いて絞り込み条件を指定することもできます。
(3) 絞り込み条件を指定した後に、フィルタ条件を固定します。
フィルタ条件の内容は、コンテキスト詳細画面の「フィルタ条件」タブで確認できます。
(4) 表示されたフィルタ条件にチェックして[登録]ボタンをクリックします。
業務アプリを開き直し、データを読み込むと、フィルタ条件で指定した条件に合致するレコードのみが読み込まれ、読み込み時間を短縮できます。