受注生産型の企業では、その時点で、どれだけ受注残があるかが非常に重要な経営的指標となります。この業務アプリでは、営業部門において営業活動を支援するために、受注残の総計や、日別の合計値を金額ベースで集計し、そして、それをさらに顧客別に展開します。こうしたデータは、さらに月単位で集計し、全体としての傾向を知ることもできます。
(1)受注残の管理を行なうためには、受注明細データを利用します。受注明細データには、得意先、金額、納期または出荷日について値が必要となります。受注管理システムなどから、こうした内容のデータを取得し、CSVファイルの形式で用意してください。受注明細データは、コンテキサーを起動した後でも、コンテキサー上で追加、修正することも可能です。
(1)受注明細データをコンテキサーが読み込んだら、それらのデータについて、実際に出荷したものと、受注を受けたが、現時点では未出荷のものに分けます。後者が受注残となります。
(2)当日の出荷分について、すべて出荷済みとしたい場合には、当日分表示ボタンをクリックし、“すべて出荷”ボタンを押下します。
(3)指定した日にちの受注データについて、すべて出荷済みとしたい場合には、日付を指定し検索で絞り込んだ後に、“すべて出荷”ボタンで出荷済チェックします。
(4)それ以外については、受注明細パネルにあるデータを選択し、“個別に出荷”ボタンを押下することで、ひとつずつチェックしてください。なお、受注明細パネルのデータは、出荷日でソートされています。
(1)受注明細のリストは、通常は出荷したもの、未出荷のものなど、すべてが表示対象となりますが、出荷処理を行なう場合などでは、未出荷のデータのみを表示することもできます。このためには、“未出荷のみ”ボタンを押下します。この状態をもとに戻すには、“すべて表示”をチェックします。
(1)売上集計画面において、受注残の集計ができます。まず、売上集計シートに移動します。
(2)“売上集計”ボタンをクリックすると、受注残の合計、売上の合計、そして総合計を金額ベースで計算し表示します。また、同時に、中段の売上集計パネルにて、日別の受注残、売上金額、そして合計金額を表示します。
(1)集計画面にある“得意先別”ボタンをクリックすると、下段にある得意先別パネル上に、中段にある日別の受注残金額を、さらに得意先別に展開して表示します。日付は、現在日からみて7日前からスタートし30日分となります。
同様にして、売上集計シートでは、月ごとにまとめた値を計算できます。集計画面にある“月次集計”ボタンをクリックすると、月次集計パネルに、注残、売上、そして合計の値を月ごとに集計して表示します。集計の対象月は、昨月から当月を含み5か月分です。