「エンティティ連結定義」画面では、内部連携関係を定義するために、連結先のエンティティと連結のための属性をそれぞれ指定します。
具体的には、対象とするエンティティのいずれかの属性の値を、連結先のエンティティの属性に連結関係を指定します。連結関係を指定することで、その連結先のエンティティの属性値を、対象エンティティの指定した属性値に代替させます。
内部連結とは、エンティティの属性値の値を、他のエンティティの属性の値によって代替させる方法です。内部連結は、連結する一方のエンティティから他方のエンティティへの結合関係を指定することで定義します。これは、データベースのJOIN結合に相当します。
コンテキストの転記と異なり、内部連結が指定されたエンティティの属性は、被連結の属性値が変更されると、その属性に連結しているすべてのエンティティの連結された属性の値も影響されます。
コンテキサーのリボン「定義」タブから「エンティティ」を選択し、エンティティ定義画面において、[連結定義]ボタンをクリックします。
エンティティ定義画面では、エンティティ内部連結された連結先エンティティの属性を追加することができます。それぞれの欄について説明します。
番号 | 操作欄 | 説明 |
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1 | 「連結キー」列 | 連結条件となる連結定義が表示されます。連結キーは「エンティティ連結キー定義」画面で定義します。 |
2 | 「連結先属性」列 | 連結キーに対応する連結先のエンティティの属性が表示されます。 |
3 | 「編集」列 | 連結先の属性の値を自分のエンティティから修正できるようにするかどうか指定します。「許可」に設定すると、属性の修正可能になります。空白を選択すると、属性の値の参照のみ可能です。なお、連結先の属性値を修正できるようにするには、さらにコンテキスト側で「表示方法」タブの「連結編集」をチェックしておく必要があります。 |
4 | 連結キー | 追加する属性の、連結条件となる連結定義を選択します。連結キーは「エンティティ連結キー定義」画面で定義します。 |
5 | 連結先属性 | 追加する連結先エンティティの属性を選択します。 |
6 | [追加]ボタン | 指定した属性を対象エンティティに、連結属性として追加します。 |
エンティティ連結キーは、エンティティを内部連結するために、連結先属性と連結元属性を結びつける条件を指定した定義です。エンティティ連結キーは、1つのエンティティに複数定義できます。
番号 | 操作欄 | 説明 |
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1 | 連結キー一覧 | このエンティティに定義されている連結キー定義を選択できます。連結名は、修正できます。 |
2 | [新規]ボタン | 新しいエンティティ連結定義を作成します。 |
3 | [削除]ボタン | 選択しているエンティティ連結定義を削除します。 |
4 | 連結元エンティティ | 連結元となるエンティティが表示されます。 |
5 | 連結元属性ID | 連結元となる属性を選択します。 |
6 | 連結先エンティティ | 連結先となるエンティティを選択します。 |
7 | 連結先属性ID | 連結先となる属性を選択します。既定値で、連結先エンティティの主キーが選択されます。なお、連結元属性と連結先属性は、同じデータ型である必要があります。 |
8 | 連結元の属性値の修正時に、連結先の属性値も修正する | 連結元の属性の値の修正された時に、それに合わせて連結先の属性の値も修正します。このチェックを入れると、キーの値が変更されても連結を維持することができます。 |
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11 | [適用]ボタン | 選択しているエンティティ連結定義を登録します。 |
12 | [閉じる]ボタン | 定義を登録せずに画面を閉じます。 |
13 | [登録]ボタン | 選択しているエンティティ連結定義を登録して画面を閉じます。 |