展開 - 機能の説明

展開とは

展開とは、1つのコンテキストを別のコンテキストによって拡張して、対応する内容を一画面で表示する機能です。コンテキストを展開すると、そのパネルは「展開パネル」となります。展開パネルでは、元となった展開元コンテキストが、展開軸コンテキストと展開内容コンテキストによって拡張されて表示されます。拡張された展開領域では、展開元コンテキストの行がそのまま展開領域の行に対応し、展開領域の列が展開軸コンテキストの行に対応します。行と列に対応する項目とその値は、展開内容コンテキストに対応します。

展開の方法には「時系列展開」「クロス展開」「組合せ展開」の3つの種類があります。

展開軸コンテキスト

展開軸コンテキストは、展開パネルの列部分を表すコンテキストです。展開軸コンテキストの行数だけ、展開領域の列が表示されます。展開軸コンテキストの主キーは、展開内容コンテストの行を選択する際にキーとして使われます。

通常、展開軸コンテキストは、作業用コンテキストとして定義されます。

展開内容コンテキスト

展開内容コンテキストは、展開内容の値部分が格納されたコンテキストです。展開内容コンテキストの項目には、展開元コンテキストの主キーの値と展開軸コンテキストの主キーの値を保持する2つの項目があり、その項目に加えて、展開内容の項目が定義されています。展開パネルでは、展開元と展開軸の主キーの値によって、展開内容コンテキストの行を特定して、その行に対応する展開内容の項目の値が、展開内容の値に対応しています。

展開内容の項目は、複数項目を定義できます。

通常、展開内容コンテキストは、作業用コンテキストとして定義されます。

展開パネル画面

展開パネルの展開領域は、展開領域の行と展開領域の列、展開内容によって構成されています。展開内容は、さらに展開内容の項目とその値によってセルが構成されています。


時系列展開

時系列展開は、展開領域の列を日付や時刻の区切りによって展開する方法です。時系列展開では、展開軸コンテキストとして時系列コンテキストが設定されます。時系列コンテキストは、展開設定時に自動的に定義されます。時系列コンテキストの内容(時系列)は、設定した開始日や間隔で自動的に生成されます。

時系列の生成方法は、時系列の設定義画面で変更できます。

クロス展開

クロス展開は、展開軸コンテキストとして任意のコンテキストを設定して、展開する基本的な展開方法です。展開元コンテキストの主キーの値と展開軸コンテキストの主キーの値から、展開内容コンテキストの行を対応付けます。

クロス展開での展開軸コンテキストは、クロス展開の設定画面で設定できます。また展開軸コンテキストの主キーとは別に、展開パネルの列の見出しに別の項目の値を表示することもできます。

組合せ展開

組合せ展開は、展開元コンテキストと展開軸コンテキストとの間で関係条件が合致する行の組み合わせを、展開内容コンテキストに列挙する展開方法です。組合せ展開では、展開元コンテキストの行に対して条件が合致する展開軸コンテキストの行の数だけ、結合された行が生成されます。結合された行には、両者の項目値が入力されます。

コンテキストを組合せ展開した場合、展開元コンテキストは拡張されず展開パネルも表示されません。

組合せの条件は、組合せの条件の定義画面で変更できます。

 

2018年11月18日 更新

ページの先頭へ