通常の転記では、転記先に条件に合致する行が存在する必要があります。存在しない行を転記先に追加した上で転記するには、マージ転記を定義します。
マージ転記を定義するには、転記定義画面において「該当行がない場合追加する(マージ)」をチェックします。
次のように「新規品番マスタ」パネルにある行のうち「品番」について「品番マスタ」パネルに存在しない「品番」がある場合、その行を「品番マスタ」パネルへ追加した上で品名を転記します。
(1) 「品番マスタ」パネルのパネルメニューで「連携定義」→「転記」を選択します。
(2)「転記」画面の「基本設定」タブで、転記元に「品番マスタ変更」パネルを選択し「該当行がない場合追加する(マージ)」をチェックします。
また、転記を実行するためのボタン作るために、コマンドボタンの「表示する」をチェックして、ボタン名を「マスタ更新」と入力します。
(3) 次に「条件」タブを開き、条件を加えるために[条件追加]ボタンをクリックします。
条件として、転記元「品番」が転記先「品番」と「等しい」を加えます。
なお[自動設定]ボタンでも同様に条件を設定できます。
(4)「転記内容」タブを開き、表を1行増やし、転記先の「品名」を選択し、転記元の「品名」を選択します。
(5) 「転記」画面の[登録]ボタンをクリックします。転記連携名を「マスタ更新」とします。
(1)[マスタ変更]ボタンをクリックします。
(2) 「新規品番マスタ」の品番=P004は「品番マスタ」には存在しないので、この行が「品番マスタ」パネルに追加され、品名も転記されます。