転記にある「ルックアップ転記」機能を使うと、入力フォーム領域や表領域で、項目に値を入力した時点で、その値をキーに関連するコンテキストから、他の項目の値を補完できます。
補完に用いる関連する他のコンテキストにある該当データは、複数の条件の組合せによって選択されます。条件に合致する複数の行がある場合は、最初に合致した行が選択されます。
例えば、製品の仕様(長さと直径)など複数の組み合わせがある場合など2つ以上の項目を条件にして、他の項目(ランク)を補完入力できます。
(1) 次のような「仕様」パネルを定義します。
(2) 補完入力させたいパネル(ここでは「注文明細」パネル)を定義します。
(3) 「注文明細」パネルの[転記]画面を開き「確定時にルックアップ転記する」をチェックします。
(4) 「条件」タブをクリックして、補完する際に、他のコンテキストと比較する項目を指定します。
(5) 「転記内容」タブをクリックして、他のコンテキストから補完する項目を指定します。
(6) [登録]ボタンをクリックして定義を登録します。
(7) 「注文明細」パネルにて「長さ」および「直径」を入力して、確定すると、自動的に「クラス」項目が補完されます。
このとき、転記元のコンテキストから「長さ」,「直径」が合致する行を探し「クラス」が補完入力されます。合致する行が複数存在する場合には、一番最初に合致した行を使って補完されます。